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夏休み 遊びのコーディネート
お子さんによっては、1か月以上ある夏休み。
時間がありすぎて
大人もお子さんも 「何をして遊んでいいかわからない…」と
感じていらっしゃる頃かもしれません。
もしくは、
お盆の頃は 大人はすごく忙しかったりするので、
「静かに一人で遊んでて~」といった
お母様の悲鳴が聞こえたりもします…。
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自閉症スペクトラムを持つお子さんは
「自由に」とか 「なんでもいい」といった 時間や空間では、
自主性や自発性を 発揮しにくいことも多いです。
だからこそ、 夏休みの遊びのコーディネートって大切ですね。
では、どうやってコーディネートすればよいのでしょうか?
「いかに遊ぶか」
「いかに時間を使うか」
「いかに空間を創るか」を考える時、
そのお子さんの自閉症スペクトラムの特性から
そのお子さんらしい遊び方や学び方を考えると、
みえてくるもの・わかるものがあります。
例えば、
★同じ遊びを繰り返すこと好むお子さんだったら…
”とことん 繰り返して遊べる時間と空間を創ってあげようかな”
”どんなことが「おもしろさのツボ」なのかをわかったら
同じような でもちょっとだけ違う遊びが提案できるかも”
★実行機能につまずきがあるお子さんだったら…
”段取りや見通しが立ちやすいように工夫しよう。
遊びの はじまりとおわりの明確化は大丈夫?”
★手先の動かし方に不器用さがあるお子さんだったら…
”手軽に遊べるように、
既製に品ではないおもちゃを 作ってみようかな”
(マッチングとか ひも通しとか、
療育でよくやるような いわゆる課題も 遊びになります)
★イマジネーションの問題で、なかなかアイデアが思いつきにくいお子さんだったら…
”遊び方の例や手本を 写真とかイラストで視覚化してみよう”
などなど。
わたしは、そういうことを考えはじめると、
お子さんの嬉しそうな顔が思い浮かんで
なんだかわくわくしちゃいます。
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夏休み、どう遊べばいいんだろう?とお困りのご利用者様
是非ご相談下さい。
また、 困っていない方も 気軽にお話下さいね。
(うまくいっている時には、
うまくいっている要因を探しておくと、次にいかしやすいですから。)
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こども未来ステーション神戸では、
集団遊びだけでなく 『一人の時間』といって
一人で遊べる力、一人で時間を過ごす力を育む課題も取り入れています。
その『一人の時間』でやっていることを
お家でやったり、 お家でやっていることをKMS神戸の『一人の時間』でもやったりして、
時と場面と人を変えても楽しめるよう 般化の練習をしていき、
楽しい時間 楽しめる場面を 増やしていきましょう。
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