2014年 9月

最近のジュニアクラブでは、「物の貸し借りについて」ということ学習しました。

物を借りる時のマナー、物を貸す時のマナーとして立場を分け、それぞれの注意点を挙げました。

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物を借りる時は、忘れずに返却することや又貸しをしないようにすること、そして、貸してもらえない時もあるということ。

 

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物を貸す時は、いつ返却してもらえるか約束をしておくことや、お金や大切な物は貸さない方がよいこと。

その他にもいくつかの注意点を勉強しました。

物の貸し借りのスキルって、幼児さんの時には「かして」「いいよ」のやりとりが正解だと思われがちなのですが、小学生や高学年になるとそういうわけにはいかないことも多くあります。

特に、貸してもらえない時があることや、物の価値によっては友達に貸さない方が良い時もあることなどは暗黙のルールで済まされがちなので今回はここに重点を置いて実施しました。

 

そして、どんなものだったら、友達に貸せるか 実際の物を見ながらお子さんに考えてもらうと…

「鉛筆は貸してもいい」 「マンガは自分の家で相手が読むなら、貸してもいい」

「友達に服を貸すなら、あげる方がマシ」 「ボロボロになるけん、全部、貸せん」などなど。

人によって、貸せる・貸せないのラインが違うこともお互いに知りました。

 

そして、大切な物を貸せない時の断り方についても実際のロールプレイを実施。

1,2回貸して~と頼まれた時  3,4回貸して~と頼まれた時  5回以上貸して~と頼まれた時など

言われる頻度によっても、断り方が変わることも勉強しました。

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あんまりにも、しつこく大切なを貸してと頼まれた時、「いい加減にして!」と強く言い返すことも大切ですもんね。実際のロールプレイをしてみると、相手に遠慮をしてしまい強く断ることが出来ないお子さんも多くいました。

(相手に強く断ることは、相手が傷つくからいけないことだと思っているお子さんもいました)

 

一度、学習したソーシャルスキルも、年齢や発達段階に応じて、修正や追加して学習する重要性を改めて実感しました。

 

しのはら

 

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